中高年の方に多い目の疾患|町田市の眼科|町田胃腸病院眼科

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中高年の方に多い目の疾患



50代以降の中高年世代になると、老眼をはじめとしてさまざまな目の疾患が起きやすくなります。


中高年世代の方で特に注意したいのが、以下の2つです。


・白内障

・緑内障


今回は50代以上の中高年世代の方が気をつけたい「白内障」および「緑内障」について、症状・原因・治療方法をご紹介します。


白内障


■白内障とは


◎目のレンズである水晶体が白く濁る疾患です

白内障とは、目のレンズである水晶体が白く濁り、目がかすんだり物が見えにくくなる疾患です。


■白内障の症状


白内障になると、以下のような症状が現れやすくなります。


・目がかすむ、白っぽく見える

・視力が低下する、見えにくい

・光をまぶしく感じる(太陽光や車のライトなど)

・明るい所で見えにくい

・視界が暗くなる

・物がダブって見える


■白内障の原因


◎主な原因は加齢ですが、紫外線や糖尿病など、加齢以外の原因により白内障を発症することもあります

白内障の主な原因は加齢による水晶体の濁りです(=加齢性白内障)。


白内障は早ければ40代から発症し始め、80代になるとほぼ100%の方が加齢性白内障を発症します。


白内障の約90%が加齢による加齢性白内障です。


加齢が主な原因ですが、30代以下の若い方、また、中高年の方が以下のような加齢以外の原因で白内障を発症することもあります。


・糖尿病

・アトピー性皮膚炎

・外傷(目の怪我)

・紫外線

・ステロイド


◎通常、加齢性白内障はゆっくりと進行しますが、加齢以外の白内障は急激に症状が進行する場合があるため、注意が必要です

通常、加齢性白内障はゆっくりと症状(見えにくさ)が進行します。ゆっくりと症状が進行するため、今すぐに白内障手術をしなければならない、というケースはそれほど多くありません(※)。


(※)見えにくさによって生活に支障がでる場合は、

白内障手術を検討した方がよいでしょう。


ゆっくりと進行する加齢性白内障に対し、糖尿病や外傷など、加齢以外の原因によって発症する白内障は急激に症状が進行する場合があるため、注意が必要です。加齢以外の原因によって発症する白内障では急激に症状が進行し、失明に至るケースもあります。


■白内障の治療方法


◎根本的に白内障を改善するためには、白内障手術が必要です

根本的に白内障を改善し、見え方を良くするためには白内障手術が必要です。


白内障手術では白く濁った水晶体を取り出し、人工の眼内レンズに取り換えます。


眼内レンズは主に以下の3種類があります。


≪眼内レンズの種類≫


・単焦点レンズ(近距離、遠距離どちらか1つ)

・2焦点レンズ(近距離+遠距離)(多焦点レンズ)

・3焦点レンズ(近距離+中距離+遠距離)(多焦点レンズ)


◎点眼薬で白内障の進行を遅らせる選択肢もあります

通常、加齢性白内障はゆっくりと症状が進行するため、今すぐに白内障手術をしなければならない、というケースはそれほど多くありません。


今すぐに手術が必要ない場合は、点眼薬で白内障の進行を遅らせる選択肢もあります。


緑内障


■緑内障とは


◎目と脳をつなぐ視神経に障害が起きる疾患です

緑内障とは、眼圧の上昇やそのほかの原因によって目と脳をつなぐ視神経に障害が起き、視野が狭くなる疾患です。


■緑内障の症状


◎中高年の方に多い緑内障(正常眼圧緑内障)は自覚症状がほとんどありません

緑内障には以下のようなさまざまな種類があります。


50代以上の中高年の方に多く、日本人の緑内障全体の約80%を占める「正常眼圧緑内障」は自覚症状がほとんどないのが特徴です。正常眼圧緑内障の約90%が無症状とされています。


自覚症状に乏しい正常眼圧緑内障を含め、緑内障は最終的には失明に至ることが多い目の疾患です。緑内障を治療せずに放置していると症状の進行によって視神経が障害を受け、多くの場合、失明に至ります。


正常眼圧緑内障は自覚症状に乏しいため、疾患を放置しがちです。緑内障を放置してしまい、気がついたときには失明寸前に…というケースは少なくありません。


≪緑内障の種類≫


・正常眼圧緑内障(緑内障全体の約80%:中高年の方が発症しやすい)

・続発性緑内障(白内障や糖尿病、ステロイドなどの原因で発症する緑内障)

・早発型発達緑内障(生まれつきの緑内障)

・遅発型発達緑内障(10~20代で発症する緑内障)

・急性型緑内障(目の隅角の狭まりによって発症する急激な緑内障)


正常眼圧緑内障と同様に、糖尿病などの原因によって発症する続発性緑内障も自覚症状がほとんどないことが多く、疾患に気づきにくいです。


上記のうち、生まれつきの早発型発達緑内障は涙が多くなる、黒目が大きくなるなどの症状が現れることがあります。目の隅角の狭まりによって発症する急性型緑内障は目に激痛が走る、頭痛がする、吐き気・嘔吐などの急激な症状が現れる点が特徴です。


■緑内障の原因


◎眼圧の上昇のほか、さまざまな原因によって緑内障を発症します

緑内障の原因はさまざまです。発症原因の一つには「眼圧の上昇」があります。


眼圧の上昇をひき起こす要因は、目の中にある房水(ぼうすい)という液体の排出異常です。房水の出口である隅角(ぐうかく)が何らかの原因によって狭まると、房水がうまく排出できず眼圧が上昇して緑内障を発症しやすくなります。


◎眼圧が正常でも、緑内障を発症することがあります

眼圧の上昇は緑内障の発症原因の一つです。ただし、中高年の方に多く、日本人の緑内障全体の約80%を占める正常眼圧緑内障はその名が示す通り、眼圧が正常であるにもかかわらず発症する緑内障です。


正常眼圧緑内障を発症する原因については、いまだにはっきりとはわかっていません。


現段階では「生まれつきの視神経の弱さ」「目への血流の少なさ」「免疫機能の異常」「視神経の中に毒性を持つ物質が発生している」などの原因が推測されていますが、正常眼圧緑内障を発症するメカニズムは解明されていないのが現状です。


■緑内障の治療方法


◎点眼薬や緑内障手術によって症状の進行を止め、失明を防ぎます

緑内障で障害を受けた視神経は回復することはありません。


緑内障に対しては点眼薬、または、緑内障手術により視神経への障害を止め、失明を防ぐことを目的として治療を行います。


点眼薬、または、切開手術で眼圧を下げる治療のほか、点眼薬で目の血流や栄養状態を改善する治療を行い、緑内障の進行を抑えます。


【中高年世代の方は定期的に目の検診を受けましょう】


中高年世代の方に多い「白内障」「緑内障」についてご説明をさせていただきました。


加齢性白内障はゆっくりと症状が進行するため、すぐに白内障手術をしなければならないケースはそれほど多くありません。ただし、白内障を治療せずに放置していると見えにくさが進行して生活や仕事に支障がでるおそれがあります。また、糖尿病や目の外傷によって起きる白内障など、急激に症状が進行しやすい白内障もあるため、注意が必要です。


中高年の方に多い正常眼圧緑内障は通常、ゆっくりと症状が進行します。ただし、緑内障は最終的には視神経の障害によって失明に至ることが多いため、緑内障を治療せずに放置するのは厳禁です。


加齢性白内障、正常眼圧緑内障、共に早期発見・早期治療が大切です。すべての白内障・緑内障で手術が必要になる訳ではなく、患者様や症状によっては点眼薬で進行を遅らせる選択肢もあります。


「物がかすんで見える」

「太陽光や車のライトをまぶしく感じる」

「物がダブって見える」


上記のような見えにくさがある方、または、自覚症状がない場合でも、中高年世代の方は定期的に目の検診を受けましょう。


診察では眼科医が目の状態を確認し、患者様のご希望やライフスタイルを考慮した上で適切な治療方法をご提案させていただきます。


町田胃腸病院
眼科医師
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