町田の眼科病院の糖尿病網膜症|町田市・相模原市の眼科病院

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糖尿病網膜症 RETINOPATHY

糖尿病網膜症とは

糖尿病を患っている方の
約3割が発症すると言われています

糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受けて引き起こされる病気です。網膜とは目の中に入ってきた光や色といった情報を受け取り脳に伝達する組織で、その役割を果たすために無数の視神経や細かい血管が張り巡らされています。網膜症(もうまくしょう)とは、この網膜が何かしらの理由で傷み、網膜の役割が果たせなくなる病気を指します。糖尿病網膜症は、糖尿病腎症、糖尿病神経症と並んで、糖尿病の三大合併症であり、糖尿病の患者様のおおよそ3分の1の方が網膜症を発症すると言われております。失明の原因としても代表的な病気ですが、定期的な検診と早期治療で症状の進行を抑えることは十分に可能です。

糖尿病網膜症の症状

症状の進行につれて
治療が難しくなるため注意が必要です

糖尿病網膜症の症状は、病気の進行度合いとともに変化します。 最初は自覚症状がないため、当人は気づきにくい病気ですが、症状が進むにつれて目のかすみ、視力低下、飛蚊症といった症状が引き起こされます。症状が進行していても放置をすると治療が難しくなり、最悪失明にいたるケースもあるため注意が必要です。

糖尿病網膜症の段階的な症状

初期段階(単純糖尿病網膜症)

単純糖尿病網膜症とは、初期の糖尿病網膜症を指します。目の中の血管の状態をみると毛細血管や微小血管がつまることにより、小さな出血点(点状出血)が起きておりますが、まだ自覚症状がみられません。

中期段階(前増殖糖尿病網膜症)

単純糖尿病網膜症から症状が進行した状態です。目がかすむといった症状があらわれることがありますが、この 段階でも自覚症状があらわれないケースもあります。目の中の状態としては、網膜血管のつまる程度・範囲がひ どくなることで、点状出血が多くなり、また網膜組織の血のめぐりが悪くなりすぎて、部分的に浮腫を起こし、白斑と呼ばれる変化が起こります。網膜の血液の不足を体が認識し新生血管をつくる準備をしています。

末期段階(増殖糖尿病網膜症)

糖尿病網膜症において症状が進行し、重症化した状態です。血液の不足を補うために新しく血管(新生血管)が作られます。新生血管はもろいためすぐに破れて出血を引き起こしたりします。新生血管や生じた出血が硝子体や網膜に到達し広がると様々な症状を引き起こします。例えば、透明な組織である硝子体に血が混じることで目の中にゴミが飛んでいるようにみえる飛蚊症が発症したり、出血量が多いと急激な視力低下が起きることもあります。この状態まで陥ると、網膜剥離といった別の病気を引き起こす可能性もあり、最悪の場合、失明にいたる危険性があります。

糖尿網膜症の原因

高血糖による網膜への影響が原因で
糖尿病の合併症として発症します

糖尿病網膜症は糖尿病の合併症としてあらわれます。糖尿病とは、血液中の血糖値が高い状態が続く病気です。血糖値が高い状態が続くと血管に負担が大きくかかり、血液の流れも悪くなります。網膜は細かい血管が多く集まっている組織になるため、高血糖の影響を大きく受けてしまうのです。網膜に集まっている細い血管が糖尿病によりダメージを受けることで、破損して出血を起こしたり血管が詰まるといった異変が起こります。更には、血管に異常が起き網膜に栄養が十分に届かなくなると、身体の中で栄養を無理やり届けようと新しい血管(新生血管)が作られます。この新しく未発達な新生血管は、すぐに破れたりして出血が生じます。こうして新生血管が生じたり、破れて出血が起きたりする状態に陥ってしまうことで、視界がかすんだり、視力の低下といった症状を引き起こします。

糖尿病網膜症の治療法

早期発見と初期段階での治療が大切です

糖尿病網膜症は、初期であれば、血糖コントロールを厳格にすることで治すことも可能ですが、血糖コントロールが未治療で網膜症が末期の状態で発見されると予後が非常に悪い病気です。治療は段階に応じて、症状の悪化を防ぐために行われます。

糖尿病網膜症の段階的な治療法

初期段階(単純糖尿病網膜症)

糖尿病自体の治療と同様、血糖値をコントロールし、改善方向に向かわせます。血糖値のコントロールがうまくできれば、網膜症も快方に向かうケースが多いです。

中期段階(前増殖糖尿病網膜症)

新生血管の発生を防ぐためまた新生血管を減らすために、当院ではレーザーで眼底を焼く「レーザー光凝固術」を行います。通常の外来診療で実施が可能で、治療には1回15分程度の時間を要します。網膜症の進行具合によって、レーザーの照射数や照射範囲が異なります。この治療は、症状を軽減させるための治療ではなく症状の進行を抑えるための治療になります。早い時期にこの治療を行うことで効果も大きく見込め、症状の進行を抑え、失明を事前に防ぐためには重要な治療になります。

末期段階(増殖糖尿病網膜症)

レーザー治療でも進行を抑えきれなかった場合や、すでに網膜症が進行して網膜剥離が併発して起きていたり、硝子体出血が起こった際には、硝子体手術が必要になります。当院では、東京女子医科大学の眼科専門医による高度な治療を行っております。