目がかすむ
目がかすむ症状について
「霧がかかったかのように視界がかすんでみえる」「ピントが合わない」「視力が悪くなったような気がする」「視界がぼやける」「まぶしさを強く感じる」など、目のかすみにも様々な症状がありますが、共通するのは視界がクリアではない状態です。
スマホやパソコンなど画面を見ることが多い人にはよくあることかもしれません。これは、携帯・パソコンなどの近くを見る時間が長くなると、目のピント調節機能の負担がかかりすぎてしまうことで目のかすむような状態が引き起こされます。
何かの病気のサインという場合もありますので、気になる際は早めに眼科医にご相談ください。
日常生活から考えられる
目のかすみの原因
ストレス
メガネやコンタクト
乾燥
長時間のコンタクト使用
目のかすみの原因として
考えられる病気
眼精疲労
一か所にピントを合わせ続けていたり、長い時間スマホやテレビ、読書などで目を酷使したりしていると、目のピント調節機能に負担がかかりすぎてしまい、一時的に目のピントを合わせる機能が低下してしまいます。眼精疲労では、目の症状だけでなく肩こりや頭痛など、全身に疲れを感じる状態になります。
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ストレスが直接的に目のかすみに影響するわけではありませんが、ストレスで自律神経が乱れたことにより視界がかすんでしまうということはあります。ストレスが体に与える影響の一つです。
白内障
白内障は、本来透明である水晶体(目のレンズの役割)が白く濁ってしまうことで、目がかすむ・視界が暗くなる・視力が落ちるなどの症状があります。
加齢とともに発症する病気であり、日本では60代で70%、80代で100%の確率で発症するとされています。
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度数の合っていないメガネやコンタクトを使用していると目に過度の負担がかかり、かすみ目の原因になります。
「すぐ悪くなるから」と強めの度数に設定していたり、定期的に検診せずに度の弱いめがねやコンタクトを使用している方は、目に負担がかかるので適切な度数のメガネを使用しましょう。
ドライアイ
ドライアイとは、目の表面を覆う涙の量が不足していたり、涙の成分のバランスが崩れたりすることにより、涙が目に均等にいきわたらなくなってしまう病気です。これにより目の表面が傷つき、目がかすむ原因になることがあります。
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エアコンの連続使用などにより、空気が乾燥することで目が乾き、知らないうちに角膜が傷ついてしまうということがあります。その影響により目がかすむことがあります。
緑内障
緑内障とは、視神経(視覚情報を脳に伝える器官)に障害が起こり、見える範囲が少しづつ狭くなっていく病気です。症状として目がかすむことがあります。ゆっくりと進行するため自覚症状がない場合が多いですが、治療が遅れると失明に至ることもありますので、定期的に眼科検診を受けることをおすすめします。
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コンタクトの連続使用時間や使用方法を誤って使用していると、目の角膜が傷ついて、目がかすむことがあります。
使用方法を守っていても、コンタクトにほこりや化粧品の油分が付くことで視界がかすむこともあります。
老眼
老眼は、加齢によって近距離のものにピントが合わせづらくなったり、ぼやけて見えるようになる状態を指します。
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎とは、虹彩(瞳孔の大きさを調整する器官)・毛様体(目のピントを調節する器官)・脈絡膜(網膜に栄養を届ける器官)の3つの組織に炎症が起きる病気です。
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糖尿病網膜症
糖尿病の合併症として糖尿病網膜症という病気があります。糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受けてしまい、視力が低下してしまう病気です。糖尿病網膜症の初期は無症状ですが、病期が進むと目がかすむなどの症状がでてきます。さらに進行すると視力の低下や、失明のリスクもありますので、気になる際には早めに受診いただくことをおすすめします。
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