当院では、白内障手術機器「センチュリオン」による白内障手術を行っています。
センチュリオンを用いることで、よりスピーディー・より正確に手術の工程を進めると共に、白内障手術の安全性を高めています。
今回は、当院で採用している白内障手術機器「センチュリオン」のご紹介です。
目次
■白内障手術機器「センチュリオン」とは
センチュリオンとは、日本アルコン社製の白内障手術機器です。センチュリオンには、以下のような特長があります。
特長①水晶体を砕く&吸引を同時に行い、手術時間を短縮できる
センチュリオンは、手術中、超音波の振動により、硬くなった水晶体を細かく砕くと同時に、砕いた水晶体を吸引します。水晶体を砕く&砕いた水晶体を吸い込む工程を同時に行うことで、手術時間を短縮できます。
センチュリオンを用いることでスピーディーに白内障手術を進めやすくなると共に、手術時間の短縮によって目にかかる負担が減り、手術の安全性を高められます。安全性の向上に加え、手術時間の短縮で患部が空気にさらされる時間が短くなるため目へのダメージが減り、目の表面の創口を綺麗にしやすいです。
特長②眼圧を一定に保ち、手術中の急激な眼圧の上昇を抑える
センチュリオンは、手術中、自動的に目の中に灌流液(かんりゅうえき)(※)という液体を注入します。
(※)灌流液・・・生理食塩水や乳酸リンゲル液などから作られる
液体。臓器や組織の洗浄・形態保持に用いられる。
センチュリオンからの灌流液の注入により、手術中、眼圧を一定に保つことができ、急激な眼圧の上昇を抑えられます。
手術中、眼圧を一定に保つことで、白内障手術の合併症である後嚢破損(こうのうはそん:水晶体を包む袋(後嚢)が何らかの原因により破れてしまうこと)を防ぎやすくなり、手術中や手術後に目のトラブルが起きるリスクを減らせます。
■従来の白内障手術とセンチュリオンを用いる白内障手術の違い
◎パワフルかつ正確な粉砕力&眼圧を一定に保つ機能により、迅速で安全性を高めた白内障手術が可能に
センチュリオンが登場する以前の、従来の白内障手術機器にも、目の水晶体を砕き、眼圧を下げる機能は備わっています。機能は備わっているものの、従来の機器は水晶体を砕くパワーが不足していたり、眼圧の下げ方が十分ではないなどの問題点も。
センチュリオンは、従来の機器よりも、水晶体を正確に粉砕する力が高いです。パワフルかつ正確な粉砕力に加え、適切に眼圧を下げ、眼圧を一定に保つ機能を備えています。
上記の、向上した機能により、センチュリオンを用いることで、従来の機器と比べて、迅速で、安全性を高めた白内障手術が可能になりました。
【東京女子医科大学と連携し、より高度な技術に対応した白内障手術をご提供します】
当院の白内障手術は、東京女子医科大学での豊富な経験と実績を持つ眼科専門医が執刀します。
手術前には精密検査を実施して患者様ごとに異なる目の状態を詳細に確認し、術後の見え方や心身への負担を考慮しながら手術を行います。
治療に際しては初診から検査、手術、術後のアフターフォローまで、眼科専門医・スタッフが一丸となり患者様を全力でサポートいたします。
「白内障で物が見えにくく、生活や仕事に支障が出ている」
「白内障手術を受けたが、結局、眼鏡が手放せない生活を送っている」
「どの病院でどんな手術を受ければ良いのかわからない」
など、物の見え方や白内障手術の病院選びでお困りの場合は当院までご相談ください。