「様子見」で大丈夫? 斜視を放置するリスク 赤ちゃん~小さな子どもの斜視は早期治療が重要です|町田市の眼科|町田胃腸病院眼科

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「様子見」で大丈夫? 斜視を放置するリスク 赤ちゃん~小さな子どもの斜視は早期治療が重要です


黒目を含む眼球の位置がずれ、両目でまっすぐに物を見られなくなることがある「斜視」。


  • 両目でまっすぐに物を見られない(両眼視機能の異常)

  • 物が二重に見える(複視)


黒目の位置のずれによる「見た目(整容面)」のお悩みのほか、上記のような斜視の「見えにくさ(目の機能面)」でお困りの方も多いかと思います。


斜視で特に注意したいのは、赤ちゃん~小さな子ども(0~9歳未満まで)の斜視。


赤ちゃん~小さな子どもの斜視を放置すると、斜視が原因で発症した弱視が続き、弱視=物を見る能力が低下した状態が続くこともあるのです。


今回は、「斜視を放置するリスク」について、詳しくご説明します。


■斜視を放置するリスク


◎9歳以上になると、斜視から発症した弱視(=物を見る能力が低下した状態)が固定されてしまう可能性があります

生まれたばかりの赤ちゃん~小さな子どもである0~8歳頃は、視覚が発達する重要な時期です。


斜視の乳幼児は、両眼視機能に異常が起きやすくなります。両眼視機能の異常により、斜視が原因で弱視(眼鏡やコンタクトをつけても、物がはっきり見えなくなる状態)を発症するケースも少なくありません。


乳幼児の斜視から発症した弱視を放置したまま9歳以上になると、視覚が発達する大切な時期を逃してしまうことも。そのため、一生に渡って弱視=物を見る能力が低下した状態が続くことがあります。


9歳以上になり、視覚機能が発達する機会を失って弱視が永久化してしまうと、治療による弱視の改善が難しくなってしまうことがあります。


◎両眼視機能の異常により、転びやすくなる、階段から落ちやすくなるなど、日常生活における事故の発生リスクが上がる可能性も

斜視を放置すると、両眼視機能の異常によって立体感をつかみにくくなり、以下のような事故の発生リスクが上がる可能性があります。


[両眼視機能の異常によって起こり得る事故の例]


  • 転びやすくなる

  • 階段から落ちやすくなる

  • 自転車・バイク・車の運転で事故のリスクが高まる


◎両眼視機能の異常が原因で眼精疲労が起きやすくなる

斜視を放置すると、両眼視機能の異常が原因で眼精疲労(目の疲れが慢性化した状態)が起きやすくなります。


斜視の方は、黒目の位置がずれている状態でまっすぐに物を見ようと目の筋肉を無理に使っているケースが多く、眼精疲労が起きやすいのです。


眼精疲労が起きると以下のような症状が生じ、日常生活に支障が出ることも。


[眼精疲労の方に見られる主な症状]


目の症状


  • 目の痛み

  • 目の充血

  • かすみ目

  • まぶしさを感じる


全身の症状


  • 頭痛

  • 肩こり

  • めまい

  • 吐き気

  • だるさがなかなか取れない(慢性的な倦怠感がある)

  • 不眠症


◎見た目の問題によるコンプレックスを抱えてしまい、精神面の不調、社会的な行動への支障が起きる可能性がある

物を見る機能の異常のほか、斜視の方の大きなお悩みとして挙げられるのが、黒目の位置のずれによる「見た目(整容面)の問題」です。


特に、未成年の時期は周りの目を気にしすぎてしまい、見た目が原因で自信を失ったり、コンプレックスを抱えてしまう方もいます。


斜視によりコンプレックスを抱えてしまうと、精神面の不調につながってしまう場合もあり、友達付き合い・スポーツ・恋愛・仕事などに対する積極性が低下し、社会的な行動への支障が起きる可能性もあります。


◎(主に大人の方の斜視)脳梗塞、高血圧、糖尿病などの「斜視をひき起こしている病気」を見逃してしまうおそれがある

大人の方は、以下のような病気が原因で斜視を発症することがあります。


[大人の方の斜視をひき起こすことがある病気の例]


  • 脳梗塞などの脳の病気・脳の異常

  • 高血圧

  • 糖尿病

  • 甲状腺眼症

  • 重症筋無力症(MG)


上記のような病気が原因で斜視が起きている場合、斜視を放置すると、原因になっている病気を見逃してしまうおそれも。


【斜視(特に乳幼児の斜視)はできるだけ早い段階で治療を開始することが重要です】


「斜視を放置するリスク」について、ご説明をさせていただきました。


お伝えしたように、斜視を放置すると様々な悪影響が起きやすくなります。特に、0~8歳の乳幼児の斜視は弱視が長く続いてしまうこともあるため、注意が必要です。


– 斜視でお悩みの方は、まずは一度、ご相談ください –


斜視(特に乳幼児の斜視)はできるだけ早い段階で治療を開始することが重要です。


診察では、眼科医が目の状態を確認し、検査を行います。


手術をご希望の方には、当院にて、日帰り手術が可能です。小学生以下のお子さんへの手術など、麻酔+入院での手術にも対応しています。


斜視は必ずしも手術が必要とは限りません。斜視の原因にもよりますが、軽度の斜視や9歳未満の子どもの斜視は、手術をせず、両眼視機能を鍛えることで物の見え方を改善できる可能性があります。


なお、眼科での治療(手術・手術以外の治療)が斜視を改善することを保証するものではありません。


すべての方の斜視を100%、改善できる訳ではありませんが、当院では、眼科で診察・治療を受けることで、斜視でお悩みの方の「これからの人生」を少しでも生きやすくするための力になれれば、と考えております。


斜視でお悩みの方は、まずは一度、当院までご相談ください。


町田胃腸病院
眼科医師
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