
疲れ目、ドライアイ、ものもらいなどの目の病気… 現代社会では、何かと「目薬」を使う機会も多いですよね。
市販の目薬・眼科で処方する目薬(医療用点眼剤)など、様々な目薬がありますが、実は意外と、「目薬の正しいさし方」がわからない… という方は少なくありません。
そこで今回は、眼科医が「目薬の正しいさし方」をご紹介。簡単にできるコツとやり方をわかりやすくご紹介します。
目次
■目薬の正しいさし方(基本的な手順)
◎手指の洗浄→指で下まぶたを引く→1滴のみ目薬をさす→1分ほど目を閉じる、が基本です
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流水と石鹸で手指を洗います。指先を使うため、指先・爪の中もしっかり洗いましょう。
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上を向き、指で下まぶたを軽く引き下げ、目の下の赤い部分(結膜嚢)を露出させます。
(なお、目薬をさしにくい場合は、下まぶたを引き下げると共に、上まぶたを引き上げてもかまいません)
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目薬の容器が目やまつげにふれないよう注意しながら、1滴のみ、目薬をさしましょう
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1分(~5分)ほど目を閉じ、目の表面や目の奥に目薬を浸透させます
■目薬をさすときのコツ・留意点
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目薬をさすときは、手を軽く握って「げんこつ」を作り、頬のあたりにげんこつを当てると安定して下まぶたを引き下げやすくなります(げんこつ点眼)。
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立って上を向いた状態で上手く目薬をさせない場合は、布団・ベッドなどに寝て仰向けになると、目薬を安定してさしやすくなります。
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原則として、目薬は1滴で十分です 2滴、3滴とさしても、目から目薬が流れ落ちてしまいます。
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目薬をさした後は、目を閉じるだけでOKです。目をパチパチさせると、目から目薬が流れ落ちやすくなります。
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2種類以上の目薬を使うときは、1つ目の目薬をさした後、2つ目の目薬をさすまで、5分以上、間隔を空けましょう。
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次の項では、目薬について、よく見られる疑問・お悩みをQ&A形式でご紹介します。
■目薬 なぜ?なに? Q&A
Q1.冷蔵庫の中に目薬を入れた方がイイ?
A1.冷蔵庫の中に目薬を入れてもかまいません ただし、留意点も。
冷蔵庫の中に入れて冷えた目薬をさし、「キーンとして(シャキッとして)気持ちいい!」という方もいらっしゃるかと思います。
冷蔵庫の中に目薬を入れてもかまいません。夏場など、気温が高い季節は冷蔵庫の中に目薬を入れておくことで、気温の高さによって目薬の成分が変性してしまうことを防ぎやすくなるメリットも。
冷蔵庫の中に目薬を入れるのはかまいませんが、注意点としては、冷えた目薬をさすと、めまいのような症状が現れることがあります。
なお、冷蔵庫の冷蔵室の中はOKですが、冷凍室の中に目薬を入れるのは避けましょう。冷凍室の中に目薬を入れると目薬が凍結してさせなくなったり、目薬の凍結によって目薬の容器が割れたりするおそれがあります。
{日光に当たる場所、50℃以上の場所での目薬の保管はNGです}
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日光に当たる場所(日光の直射を受ける場所)
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50℃以上の場所
上記のような場所・気温の中で目薬を保管すると、目薬の成分が変性してしまうおそれがあります。冷暗所に目薬を置く、冷蔵庫の中に目薬を入れるなど、目薬の成分が変性しないように注意しましょう。
Q2.目薬に使用期限はあるの?
A2.目薬の種類にもよりますが、開封後は、処方薬の目薬は1ヶ月以内、市販薬の目薬は3ヶ月以内が目安です
目薬は開封後、あまり長い期間が経つと目薬の成分が変性したり、腐敗する(目薬の中で細菌が繁殖する)おそれがあります。
目薬の種類にもよりますが、原則として、目薬の開封後は、
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処方薬の目薬:1ヶ月以内
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市販薬の目薬:3ヶ月以内
上記の期間内に目薬を使い切ることが望ましいとされています。
※処方された目薬に使用期限の記載がある場合はそれに従いましょう。
なお、開封から10日間以内に使い切るなど、処方薬の目薬(防腐剤無添加の目薬など)は、さらに使用期限が短く設定されている物もあります。
【効果をひきだすために、正しいやり方で目薬をさしましょう】
「目薬の正しいさし方」をご紹介させていただきました。
日常生活や目の病気の治療で用いられる、目薬。目薬が持つ効果をひきだすために、正しいやり方で目薬をさしましょう。
ドライアイで用いる目薬について、詳しくはこちら
目薬のさし方を含め、目に関するご質問やご不安がある方、目の検査をご希望の方は、当院までお気軽にご相談ください。